LLMとは?対話型AIの「頭脳」
LLM(Large Language Model:大規模言語モデル)は、インターネット上の記事や書籍など、膨大な量の文章を学習して作られたAIモデルです。ChatGPT、Claude、GeminiといったチャットAIの中身、いわば頭脳の部分がLLMです。
「大規模」という名前のとおり、学習する文章量もモデル自体の規模(パラメータ数)もけた違いに大きいことが特徴で、この規模の大きさが人間のように自然な言葉のやり取りを可能にしました。
どうやって文章を作っている?
LLMの基本の仕組みは、意外にもシンプルで「次に来る言葉の予測」です。「吾輩は猫で」まで読んだら、次は「ある」が来る確率が高い——こうした予測を1語ずつ繰り返して文章を組み立てています。文章はトークンという小さな単位に分けて処理されます。
この単純な仕組みを超大規模に行うと、要約や翻訳、推論めいたことまでできるようになる。これがLLMの面白いところです。
代表的なLLMとサービスの関係
ふだん私たちが使うのはChatGPTなどのサービス名ですが、その中身では「GPT」「Claude」「Gemini」といったLLMが動いています。車にたとえると、サービスが車体で、LLMはエンジンです。エンジン(モデル)は年に何度も新型に入れ替わり、そのたびに賢さが変わります。
得意なことと苦手なこと
LLMは文章の要約・言い換え・翻訳・アイデア出しがとても得意です。一方で、事実の正確さは保証されません。知識は学習した時点までのものですし、知らないことでももっともらしく答えてしまうハルシネーションという弱点があります。
また、一度に扱える文章量にはコンテキストウィンドウという上限があります。得意・不得意を知って使い分けることが、LLMと上手に付き合うコツです。
なお最近は、スマホやPCの中だけで動く小型の言語モデルも増えてきました。大きなLLMはクラウドで高度な仕事を、小型モデルは手元で素早い処理を、という使い分けが進んでいます。