Llamaとは?
Llama(ラマ)は、Meta(Facebookの運営会社)が開発・公開している大規模言語モデル(LLM)のシリーズです。最大の特徴は、モデルの中身(重み)が公開されていて、条件を満たせば無料で商用利用もできること。オープンなLLMの代表格として、世界中の研究・開発の土台になっています。
なぜ重要な存在?
ChatGPTの衝撃のあと、高性能なLLMは一部企業の非公開資産になるかに見えました。その流れを変えたのが2023年のLlama公開です。「最先端に近い性能のモデルを、誰でも手元で動かし、改造できる」ようになったことで、ローカルLLM、企業の自社AI、研究、派生モデル開発が一気に花開きました。
- ダウンロードして自社サーバーやPCで動かせる(データを外に出さない)
- ファインチューニングやLoRAで自由にカスタマイズできる
- 派生モデルが無数に生まれ、オープンAIの生態系の中心に
「オープン」の意味には注意
Llamaは厳密には独自ライセンスでの公開で、利用規模などに条件があります。「オープンソース」と呼ぶかは議論があり、「オープンウェイト(重み公開)」という言い方がより正確です。とはいえ実用上は、多くの企業・個人が自由に使える存在であることに変わりはありません。
押さえておきたい文脈
Llamaの新バージョン発表は、クローズド勢(GPT・Claude・Gemini)との性能差がどこまで縮まったかという文脈で毎回注目されます。また、フランスのMistralや中国発のモデルなど、Llamaに続くオープンモデル勢との競争も活発です。「オープンAIの旗手」として、Hugging Face・ローカルLLMとセットで覚えておきたい名前です。
企業がLlamaを選ぶ理由の筆頭は「自社データを外部に出さずに高性能AIを使える」ことです。ローカルLLMやオープンソースモデルの記事とあわせて読むと、選択肢の全体像が見えてきます。
名前はラクダ科の動物「リャマ」から。LLMという略称に音を掛けた遊び心のある命名で、以降のオープンモデルに動物名が増えるきっかけにもなりました。