GPTとは?
GPTは、OpenAIが開発する大規模言語モデル(LLM)のシリーズ名です。Generative Pre-trained Transformer の頭文字で、直訳すると「生成型・事前学習済み・Transformer」。名前自体が、しくみの3大要素(文章を生成する・大量の文章で事前学習する・Transformerという設計を使う)をそのまま表しています。
ChatGPTとの関係
よく混同されますが、GPTは頭脳(モデル)の名前、ChatGPTはそれを会話形式で使えるようにしたサービスの名前です。車で言えばGPTがエンジン、ChatGPTが完成車にあたります。ニュースで「GPT-5」などの数字つきの名前が出てきたら、エンジンの世代の話をしているのだと読み替えれば大丈夫です。
世代を追って進化してきた
GPTシリーズは2018年の初代から世代を重ねるごとに大型化・高性能化し、2020年のGPT-3で「驚くほど自然な文章を書くAI」として研究者の注目を集めました。そして2022年、GPTを会話向けに仕上げたChatGPTが公開されると、世界的な生成AIブームに火がつきました。以降も、画像や音声も扱えるマルチモーダル化、じっくり考えてから答える推論モデルの追加など、進化が続いています。
固有名詞から「一般名詞」へ
GPTという言葉は本来OpenAIのモデル名ですが、その影響力の大きさから、他社のカスタムAI機能の名前(GPTsなど)や、LLM全般を指す言葉として使われる場面も見られます。文脈によって「OpenAIのモデル」を指すのか「この種のAI全般」を指すのかが揺れることがあるので、区別できると記事の理解が正確になります。
なお、GPTシリーズの具体的なモデル名や性能は頻繁に更新されるため、最新情報はOpenAIの公式発表で確認するのが確実です。「GPT=ChatGPTの頭脳のシリーズ名」という基本さえ押さえておけば、新モデルのニュースにも迷わずついていけます。