モデル・技術

音声合成(TTS)

読み
おんせいごうせい
英語・正式名称
Text-to-Speech / TTS

音声合成(TTS)は、文字から人の声を作り出す技術です。AIの読み上げは人間の声とほぼ区別がつかないレベルに達しています。

音声合成とは?

音声合成(Text-to-Speech:TTS)とは、テキストから人の話し声を人工的に作り出す技術です。カーナビや駅のアナウンスで昔から使われてきましたが、AIの進化で「機械っぽい棒読み」から「人間とほぼ区別がつかない自然な声」へと劇的に進化しました。

どこまで来ている?

現在のAI音声合成は、抑揚や間、感情のこもった話し方まで再現できます。さらに、数秒〜数分の声のサンプルから特定の人の声を再現する「ボイスクローン」も可能になりました。ElevenLabsのような専門サービスや、各AIサービスの読み上げ機能で、誰でも高品質な合成音声を使えます。

活用シーン

  • 記事や資料の読み上げ(耳で読む読書・学習)
  • 動画のナレーション制作(ナレーター手配なしで多言語対応も)
  • チャットAIとの音声会話の「発話」部分
  • 声を失った人の声の再現、視覚障害者向けの読み上げ支援

NotebookLMの「資料を対話番組風の音声にする」機能のように、コンテンツの楽しみ方自体を変える使われ方も生まれています。

悪用への注意も

本人そっくりの声を作れるということは、悪用もできるということです。家族や上司の声をまねた詐欺、有名人の偽音声などの被害が実際に起きています(ディープフェイク)。「声だけでは本人確認にならない」時代になったことは、利用者として知っておくべき変化です。音声認識(耳)とセットで、AIとの音声コミュニケーションを支える技術として覚えておきましょう。

品質を左右するのは、声そのものの自然さに加えて、文脈に合った読み方(固有名詞のアクセント、数字の読み分けなど)です。日本語対応の品質はサービスによって差があるため、用途に合わせて聞き比べて選ぶのがおすすめです。

ブログや資料を「耳で聞ける」形にしておくと、コンテンツの届き方が広がります。発信する側にとっても、知っておいて損のない技術です。

音声認識とセットで進化しているため、両方の記事をあわせて読むと、AIとの音声対話の全体像がつかめます。

関連する用語

出典・確認情報

内容確認日 2026年7月17日

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